日本での展開

日本での販売

1983年までの日本への輸入者は伊藤忠オートであり、その後1986年まで日英自動車が引き継いだ。同年よりコスモ石油系の「株式会社アルファロメオジャパン」、1987年から1990年までは大沢商会が輸入・販売を行っていた。

1990年4月、フィアットグループオートモービルズは日本法人「アルファロメオジャパン株式会社」を設立、ディーラー網「アレーゼ」の整備を始めた。同年11月にはアレーゼにおけるフィアットブランド車の併売が開始され、社名を「フィアットアンドアルファロメオモータスジャパン」へと改称している。さらに1997年の「フィアットオートジャパン株式会社」への改称を経て、2007年8月より現在の社名「フィアットグループオートモービルズジャパン株式会社」を使用している。ディーラー網の名称は、2003年からアレーゼに代えて「アルファロメオ」へと変更されているがフィアット・ブランド車の併売は従前同様である。

新車登録台数は、中型乗用車156 が人気を得ていた2002年に、過去最高となる7,426台を記録した。その後の販売は毎年減少を続け、2009年の新車登録台数は2,283台であった。

日本語表記について

二玄社やネコ・パブリッシングの書籍や雑誌では「アルファ・ロメオ」と表記するが、フィアット オート ジャパンでは半角あきの「アルファ ロメオ」と表記している。
車検証に記載される車名は「アルファロメオ」と続けられている。因みにメルセデスベンツは「メルセデス・ベンツ」と『・』が打たれている。

車名を「アルファ156」の様に表現することが多いので「アルファ」と略される事が多いが、一部年配者には「ロメオ」と略すものもいる。